野生動物捕獲用の罠にかかり、大怪我をしたワンちゃん!

この夏、静岡県の東部に噛みつきサルが出没し、ケガ人が100人に達したというニュースは記憶に新しい出来事でしょう。
またクマが人里に出没し、相次いで襲われたというニュースもたびたび耳にします。
近年、日本各地で野生動物が人に危害を加えたり、農作物を荒らしたりする問題が急増しています。
このような現象は、私達ヒトが、自然破壊などを伴う、テリトリーを広げる一方で、動物たちの住みかが脅かされて私たちの住んでいる場所に出没するようになったことや、エゾシカ等の場合は天敵が少なくなったこと、また猟友会の方たちの高齢化なども要因に挙げられます。

そのような状況下で、やはり地元長崎でも、頻繁に民家近くに現れるイノシシや鹿に対して、防御?的手段を講じる方が増えてきているのでしょうか

今回下の写真のようなワンちゃんが来院しました。

ちょっとした隙に自宅をはなれ、数日戻れなくなり戻ってきたときは前足に下のような大怪我を足に負って帰宅しました。そうなんですトラップ(いわゆるトラバサミ)に右手を挟まれ、命からがら自宅に戻ってきたんです。

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かなり、感染と挫滅が激しくなんとか元通りになるかどうか手術を行いました。

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なんとか、筋肉寄せ集めて皮膚の縫合まで終了しました

果たして、上手く化膿せずに順調に1期融合してくれるかどうか

手術後1週間目

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う~ん、なんとか可能も見られないし、傷もずれていません

手術後2週間目

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ほとんど、跛行(びっこ)もひかなくなったとのことで、傷もご覧のように順調に融合して来ました

なるべくこのようなことがないように、ご自分の愛犬を迷子にさせないことも大切ですが、罠を仕掛ける方も、実は、他人の愛犬(所有物)が万が一、傷を仕掛けた罠によって負わされた場合、動物保護法や器物破損などの方にも触れることが有ることもあり、注意して使用する事が大事です。

最後に、下記に関連記事を載せておきます

法律によりトラップ(トラバサミ)は狩猟に使用が禁止されました。

  1. 国や自治体から有害鳥獣駆除などの許可を得ている場合のみ使用できます。
  2. ゴムなどの緩衝材を用いるごとが義務付けられています。