飼い主様の(ご家族の)愛情こそ!!

久しぶりに、往診で健康診断に行きましたよ

このワンちゃん、もう一昨年(2013年夏)になりますが腹腔内腫瘍(肝臓か脾臓の腫瘍)が見つかりました。

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で・・・ご家族は年齢等も考慮され、検査及び積極的治療(手術や化学療法剤など)は希望されなかったワンちゃんです。

そうなんですで、元気にしているかなお腹のしこりが大きくなって苦しんではいないかなとか、思っていたら、街でバッタリ会った、飼い主様からまだ頑張って生きているけど、一回、診察してくださいとの依頼を受けました。

往診で伺ってみました。

腫瘍発見から1年半以上経ち、貧血の症状や、視力の低下はありますが、こんなに元気に気持ちよく生活してるんです。

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至れり尽くせりの、見てくださいこのお玄関にあるベッドフカフカですが、体力の弱ったSちゃんが足を取られないように、クッションの上に少し固めのマット(グレーのマット)がかぶせてあるんです心遣い、感服しました。

今回感じたことは、懸命に病気と戦うことも大切ですが、あえて戦わず、ただただ愛情をかけることの大切さ貴重さを教わった往診でした

 

草むらお散歩でご注意!!

時節柄、夏草が茂り、ワンちゃんたちのお散歩コースになっている飼い主様も多いのでは

この子、ぴょん吉くん、お散歩で帰ってきてから1日2日で右目が開けにくくなり、たちまち、腫れて結膜炎のような症状になりました。

受診され、ウーン今までにこのような眼の病気にもなったことがないし、季節柄、草むらなどに連れて行かれるとのことで、イネ科の草の芒(ノギ)などが目に入った可能性もお話し、とりあえず消炎剤や抗生剤の点眼薬で経過を見ることに・・

1日開けて、診察させてもらいました。やはり、既存のぴょん吉くんの眼の病気などの存在はなかったのでやはり何か眼の中にあるのでは???

ただ、それを確認するためにはどうしても軽い鎮静剤が必要になります

飼い主様はとても協力的な方で、即諾して下さり、早速鎮静下で眼の検査をしてみました。

ありました~

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も少し近寄って・・・・

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摘出したものが、コレ!!

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いわゆる芒ですね~(ノギ、「ぼう」とも)は、コメ、ムギなどイネ科の植物の小穂を構成する鱗片で小さな刺があり、今回のような眼の中だけでなく、手や足にも刺さることがあります。

予防法は、特にありませんだってワンちゃんたちって草むら大好きですよね

だから、お散歩から帰ったあとは、簡単な全身チェックをしてあげて、何か足の先とか、お顔とかにくっついていたり、気にしていたら早めに動物病院での診察をお勧めいたします

野生動物捕獲用の罠にかかり、大怪我をしたワンちゃん!

この夏、静岡県の東部に噛みつきサルが出没し、ケガ人が100人に達したというニュースは記憶に新しい出来事でしょう。
またクマが人里に出没し、相次いで襲われたというニュースもたびたび耳にします。
近年、日本各地で野生動物が人に危害を加えたり、農作物を荒らしたりする問題が急増しています。
このような現象は、私達ヒトが、自然破壊などを伴う、テリトリーを広げる一方で、動物たちの住みかが脅かされて私たちの住んでいる場所に出没するようになったことや、エゾシカ等の場合は天敵が少なくなったこと、また猟友会の方たちの高齢化なども要因に挙げられます。

そのような状況下で、やはり地元長崎でも、頻繁に民家近くに現れるイノシシや鹿に対して、防御?的手段を講じる方が増えてきているのでしょうか

今回下の写真のようなワンちゃんが来院しました。

ちょっとした隙に自宅をはなれ、数日戻れなくなり戻ってきたときは前足に下のような大怪我を足に負って帰宅しました。そうなんですトラップ(いわゆるトラバサミ)に右手を挟まれ、命からがら自宅に戻ってきたんです。

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かなり、感染と挫滅が激しくなんとか元通りになるかどうか手術を行いました。

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なんとか、筋肉寄せ集めて皮膚の縫合まで終了しました

果たして、上手く化膿せずに順調に1期融合してくれるかどうか

手術後1週間目

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う~ん、なんとか可能も見られないし、傷もずれていません

手術後2週間目

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ほとんど、跛行(びっこ)もひかなくなったとのことで、傷もご覧のように順調に融合して来ました

なるべくこのようなことがないように、ご自分の愛犬を迷子にさせないことも大切ですが、罠を仕掛ける方も、実は、他人の愛犬(所有物)が万が一、傷を仕掛けた罠によって負わされた場合、動物保護法や器物破損などの方にも触れることが有ることもあり、注意して使用する事が大事です。

最後に、下記に関連記事を載せておきます

法律によりトラップ(トラバサミ)は狩猟に使用が禁止されました。

  1. 国や自治体から有害鳥獣駆除などの許可を得ている場合のみ使用できます。
  2. ゴムなどの緩衝材を用いるごとが義務付けられています。

私達、ヒトや犬だけではなく猫ちゃんにも蕁麻疹orアレルギー??

ルゥ君ですなんかお顔がとてもポッチャリとしていますね :-Pこれはこれで可愛いいやはり元気が何となくありません

IMG_2423でも実は、本当はもっと端正なスラっとしたお顔が本当で、お外ににも出る子ですので、虫刺されかアナフィラキシー様症状などのアレルギー反応の可能性があります(マムシなどの蛇ですともっと腫れがひどかったり、出血の症状が有るはずです)

まずは取り急ぎ、アレルギー反応を抑えるお注射とかをして、翌日まで経過を見ました

IMG_2432じゃ~んこれがいつものルゥ君のお顔だったのです。

やはりずいぶん違うのがお分かりいただけますか

 

誰ですか治療前のほうが可愛いなんて言ってる人はいませんね

これからの季節、お外に出る子は特に気をつけることが大切ですね

屋内の犬や猫にもキケンがいっぱい!!

生後半年くらいの、若い猫ちゃんが嘔吐しとても元気がなくなったとのことで来院されました。

もちろん、猫の予防ワクチンなどはしっかり済んでいます。

また、完全屋内飼育です。

あまりにも、急に悪くなったということ、また飼い主様がMちゃんが使っている猫のトイレ、いつも若いせいか散らかすので、散らばりにくい形のトイレとその付属の猫砂を誤飲したのではという報告がありましたので、早速レントゲン検査実施

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何か、白いしかも丸い物体がごらんになれますか

位置的に、胃の中から少し進んだ位置(十二指腸あ たり)に有りそうです。

 

 

 

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コレが二日目の写真です。

少し動いているのがわかりますか

 

 

 

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赤矢印う~ん幸い、骨盤の直腸のところに来ていますね。

 

 

 

 

 

 

この後、プラス1日、糞便形成に要し、ついに4日目

待ってやっと出ました。形、大きさからまさにパチンコが出た時の感激に近いものがあります 

おかげさまで、腸を切る開腹手術をしないで済んだ症例でした。

何が出てきたと思いますか

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そうなんです、猫ちゃんのトイレにおまけでついていた猫の砂なんです。

 

 

 

 

 

Attachment-1-1成分はシリカゲル(そう乾燥剤の一種の)だったのでお腹で溶けなかったのですね

ここで、犬猫の飼い主様にノア動物病院から、情報発信

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ご存じの方も多いと思いますが、犬や猫の精神年齢は3歳前後の人の幼児に相当すると言われますが、実はヒトの幼児の死亡事故の第1位はご覧のように家庭内で起きた事故が原因なんです。

 

まず、飼い主様が大事なのは屋内でのキケンを知る

下の写真もヒトのご飲防止用の啓蒙ツールですが、この大きさがポイントです

IMG_2038この大きさ、ヒトの幼児の場合、4cmだそです。

つまり、この大きさを飼い主様が意識することが、犬や猫の動物たちの誤飲を防ぐ一助になるのではないでしょうか

 

マダニ感染症 こんなトコロにもダニが感染?

少しづつ、暖かくなり、ワンちゃんたちとお散歩に行く機会も増えて来ましたが。

足を痛がって歩きにくそう(跛行症状)でダックスフンドさんが来院しました。

確かに前肢(右手)の指先が赤く炎症を起こし何かしこり(腫瘍)のようにも見えます。

IMG_1859コレ、何

腫瘍でしょうか?それとも外傷で腫れているのでしょうか?

この角度だと少しわかりますか 

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そうなんです、ダニ(マダニ)が吸血して寄生していたのです。

たった5kg足らずのワンちゃんに、このように指の皮膚が赤く炎症を起こしていたらさぞ痛かったでしょうね 😯

ちなみにこの犬もおうちの中で飼い主様と一緒に暮らしている屋内犬なんですよ、

最近、私達ヒトへの、ダニの感染症、血小板減少症(SFTS)も気をつけたい所です。

身近な、犬猫のこのようなダニの感染症を防ぐことから私達人間ヒトへの影響も軽減できるのではないでしょうか

 

 

肛門嚢炎または臭嚢破裂

私達、ヒトはもう退化してなくなっている臓器に肛門嚢(のう)があります。

肛門の左右にあります、肛門を時計の文字盤に準えると右側が4時の方向、左側は8時の方向の皮膚の下に小さな袋があります。

ペットの犬や猫もある意味、必要のない器官になりつつあるモノですが、時々この肛門嚢に感染が起きたり、貯留しすぎた分泌物によって下の写真のように、突然破裂してさもお尻の皮膚が裂けて、犬や猫はあまりの激痛でお尻付近を触られるのを極端に嫌うようになり、ひどい子になると痛みのために便が停滞して便秘のような症状になる犬猫もいます。

矢印のところが潰瘍を起こしている所です。

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治療は縫合したりせず、細い管を用い良く患部を洗い抗生剤、消炎剤(痛み止めなど)で数日かけて根気よく治していくことが一般的です。

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今回の症例は猫ちゃんでしたが、皆さんの犬や猫ちゃんも時々後ろから、お尻を眺めてみてください。

元気なフレンチブルドッグ

IMG_1595フレンチブルドッグのJ君ですフレンチブルドッグの犬種は皮膚病とか、お腹の(自己免疫性の腸の病気)疾患にかかりやすい子がいるのですが、このJ君5歳になった今でも、元気いっぱい皮膚も綺麗です

近くを毎日、しっかり飼い主様とお散歩しているのも健康の秘訣かもしれませんね

イノシシと戦う犬 猟を考える

今日、イノシシの猟の時に70kgの雄のイノシシと命がけの戦いで頸部を裂かれた、猟犬が来院しました。

IMG_1556来院した際も未だ出血が止まらない状態でした。でもけなげに?というか彼らはあまり痛さをオーバーに表現しません

そうなんです、彼らは仕事をしているのです

SANYO DIGITAL CAMERAだから、自分が傷ついても相手を倒す

で・・・手術は無事成功

IMG_1559 IMG_1560彼ら猟犬はプロフェッショナルな仕事をしているのです 😆

うちのプードル犬、エールとは随分違いますね

IMG_1062今、猟をする方たちが高齢化もあり減少してきています。それと同時に、野生の鹿やイノシシとが増加し農家の方や、山林にも被害が出ているのも事実です。

う~ん動物はもちろん保護して行くべきでも、ここ数十年、いや何百年続いてきたヒト対自然対動物・・・

このバランスを、これからいかに、保全守っていくかは、我々人智のヒト、人間が真剣に向き合いながら進めていくことですよね

多分、イノシシや鹿やその他野生動物もそれを期待しているのではないでしょうか

口腔ケア 歯石除去 磨き残しの犬のその後

以前に、特殊なライトを当てて歯垢や歯石を見つけたワンちゃん(犬)がいましたよね

その子が、つい先日歯石除去の処置を行いました。

IMG_1480ご覧のように奥歯(臼歯)を中心として黄色い歯石がついていますね。おまけに歯ぐきが赤く歯周病も併発しているようです。

全身麻酔下で超音波による歯石除去を行いました。

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IMG_1482歯と歯ぐきの隙間のいわゆる歯周ポケットも良くスケーリングします。

すると、こんなに綺麗な歯に戻りました。

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ただ、この犬(ワンちゃんは)、しばらく歯周炎治療のために、抗生剤と消炎剤などの内服と、2週間から3週間ごとの診察が必要にケースです。

皆様も、芸能人は歯が命!!(ちと、古いかな 笑)、犬や猫も歯が健康の源ですよ 😛